自分を救えるのは自分でしかない
15年勤め上げた東京にある会社を辞める決断を下した。やはり心が病み始めている。これは仕事そのものだけが原因ではない。この告白は決して恥ずかしいものではないと思っている。同じ職場でも数人、見てきた。この先自分がどうなるかは分かる。まだ自分をコントロールできるうちに決断した。周りに迷惑はかけたくないからだ。
今、アナウンサーである吉田尚記さんの「没頭力」という本を読んでいる。この本は「なんかつまらない」を解決するにはどうしたらいいか?がテーマだ。まだ途中だが非常に納得させられる内容が書かれている。
予防医学での幸せの定義は「朝ワクワクしながら起きて、夜満ち足りて寝る」こととされており、これはすなわち、人生を上機嫌で送るということである。人生を上機嫌で送るには、没頭できることをするのが一番よいと述べている。そして没頭するためには自分にとって一番大切なことを見つけることが重要だということだ。
そう、今の仕事に対して自分には「没頭」が全くないのだ。なんとなくやり尽くした感があり、毎日同じことの繰り返しにうんざりしている。そして免疫力が弱っているところ、周りからの刺激で心がズタズタにされてしまった。
不安は没頭への入り口である
そんな自分にとって本書「没頭力」は非常に気づきが多い内容だ。没頭の前にはストレス(不安)があり、ストレスを解放する(開き直る)ことによって没頭に入って行くのだそうだ。本書の捉え方と少し違いはあるかもしれないが、自分の今の段階はまさに、没頭前のストレスがかかった状態なのだ。なぜなら、退職しようとしていて心理的に不安だからだ。そして退職することによってストレスを解放でき、次の事に没頭できると捉えることができる。
何かを手に入れるためには何かを手放さなければならない
これに対しては否定的な意見もあるが、紛れもなく事実だ。退職することによって、いよいよ次の目標に向けて動き出すことができる。私に当てはめれば、移住してライディングの素晴らしい環境を手に入れることだ。
今は正直、不安でしょうがない。しかし吉田尚記さんは以下のように述べている。
“自分にとって価値があるものに対してば不安が生まれる。そしてそこに立ち向かわないと没頭は訪れない”
Yasu
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