R12000GSで装着していた、GIVI「TREKKER OUTBACK 42L」を先日手に入れたスーパーカブ110に換装しました。今回はその装着手順ややり方などをご紹介したいと思います。
必要なもの
GIVI E251 モノキーケース用汎用ベースセット
TREKKER OUTBACKはモノキーケースで、取り付けには型番「E251」のベースプレートが必要です。R1200GSで使用していたベースプレートは車種専用でしたので、汎用のE251が必要になります。
JA44用リアキャリア
純正の元々ついているリアキャリアにE251を取り付ける方法もありますが、私の場合フードデリバリーでも使いますので、純正キャリアの部分は配達用バッグのスペースとなります。このため、純正キャリアの後ろに追加のキャリアを装着し、その上にE251を取り付けることにします。
JA44用は各社いろいろな製品が出ていますが、今回はアウトスタンディング社の「アップフラットキャリア」をチョイスしました。ピリオンシートやダブルシートを付けたくなってもこれならOKですね。
装着の仕方
E251をキャリアに取り付ける
取り付け後の写真になりますが、取り付けイメージはだいたいこのようになります。
裏返してステーをあてがい、取り付け位置を決めます。前後左右から大きな力が加わってもずれないことを想定し、ステーの位置を決めます。私の取り付け位置は一例ですが、上2、下2の計4個の取り付けが推奨されています。上2個は小さい「く」の字の方をパイプに、下2個は大きい「く」の字の方を太いパイプに噛ませます。
位置が決まったら、表面から該当の箇所にプレートを入れてボルトを差し込み、裏からナットでしっかりと固定します。ボルトは5mm六角、ナットは10mmレンチを使用します。
車体への取り付け
アップフラットキャリアの後ろ側のステーのボルト・ナット、スペーサーを全て外しておきます。後でもとに戻します。
純正キャリアのボルト2本を外します。
純正キャリアの後ろの持ち手を上に引っ張り上げ、空間を確保します。
アップフラットキャリアを純正キャリアと車体の間に差し込みます。
アップフラットキャリアの後ろ側のステーを純正キャリアの後ろ側の持ち手に噛ませます。
浮かせていたキャリアを元の位置に戻し、それぞれのボルト穴同士を同じ位置に合わせます。
外した純正キャリアのボルトをもとに戻し、両方のキャリアを固定します。前後左右、遊びがけっこうありますので、アップフラットキャリアが曲がらないよう、調整しながら締めていきます。ここでは仮締めで。
後ろ側のステーはいっぱいまで引いてから、スペーサー、ボルト・ナットをもとに戻し、スペーサーが噛み合うまで締め込みます。
前側ボルト2本を本締めして、完成です。
純正キャリアの部分で、取り付けたアップフラットキャリアとがツライチになっているので、今後荷物を載せる際、積載性を阻害しないのがポイントです。
他の似たような製品で、純正キャリアの上にパイプが来るものがありますが、選ぶ際はこの点をよく考えたほうが良さそうです。たとえば、このようなものがそれに当たります。
TREKKER OUTBACKの装着
では、E251にTREKKER OUTBACKを装着してみましょう。まず前2本の爪にスライドするように差し込んだ状態で、全体のシルエットやボックスの位置を確認します。もうちょい前でもいいかなと思いましたが、配達用バッグを置いてみたらジャストフィットしましたので、これでOKとします。
問題なければ一旦ボックスを外して、E251にカバープレートを取り付けて蓋をします。TREKKER OUTBACKの装着は、前2箇所をスライドするように差し込んでから後ろ側を押し込みます。なかなかハマりませんが、位置を微妙にズラすなどしてトライしてみてください。
完了です。ボックスがちょっと浮いて見えますが、ピリオンシートやダブルシートをつければもう少し見栄えが良くなるかもしれません。まあ、私の場合は機能性重視なのであまり気にしませんが…
お疲れさまでした。
p.s. 空の状態のTREKKER OUTBACKを付けて試走してみたところ、やはりこのボックスだけあって、リアに重さと重心の高さを感じてしまいました。私は前のバイクからの流用なのでこれを付けましたが、できれば他のもっと軽いボックスのほうかスーパーカブには合っていると思います。またTREKKER OUTBACKでも、58Lをお考えの方はやめておいたほうがいいでしょう。もしくは純正キャリアの上に装着をオススメします。
Yasu
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