一冊の本との出会い
私が自分の人生に疑問を感じたのは、一冊の本に出会ってからでした。それは、イケダハヤト氏の「まだ東京で消耗してるの?環境を変えるだけで人生はうまくいく」(幻冬舎) です。
これまでの私の生活は、
- 朝は1時間の電車通勤で仕事前からかなりの体力、精神力を消耗していた。
- 仕事中は劣悪な職場環境、運転のストレスで精神力を消耗していた。
- 社内の喫煙所には囲いがなく、分煙とは程遠い。一年前まで喫煙所はなく、デスクでタバコをバカバカ吸い放題だった。社員は喫煙リテラシーのカケラもないやつばかりで、となりに非喫煙者がいてもお構い無し。帰る頃には身体中タバコの匂いまみれ。非喫煙者は高い肺がんのリスクに侵されている。
- おバカな同僚たちの対応で精神的に消耗していた。
- 遅くまで残業が続くこともあり、体力、精神力を消耗していた。
- 帰宅時は大音量の駅ホームのアナウンスに耳をふさぎ、酒臭い通勤電車に耐え、体力、精神力を消耗していた。
- 深夜まで残業になると会社に泊まることになるが、他人のイビキなどで寝不足になり精神力を消耗していた。
- 家に帰ると、これ以上消耗しようがないほどクタクタだった。
- 土日も頻繁に仕事や組合行事があり、ツーリングやキャンプなど、やりたいことができなかった。
- 仕事は水商売的な要素が半分くらいあり、給料が安定しないため年収で50万程度上下することは当たり前。半年前に入った新人の方が良かったりする……
若い頃は体力もあったためか、お気楽な商売だなぁと思って日々の業務を当たり前のようにこなしていた。
しかし、年齢も40歳を超え、体の動きも徐々に鈍くなり疲れも溜まってくるようになった。まさに日々「消耗している」だけの生活。
救いは月に1、2度バイクで出かけて、これらの消耗を補っていたことだ。ツーリングは日頃の鬱憤を発散させてくれ、また気持ちを新たにさせてくれる。こういう趣味がなかったら、とっくに潰れていたことだろう。
そんなとき、イケダハヤト氏の著書は私に、東京で我慢していなくて良いんだ、ということを気づかせてくれた。
ハイタク業界を取り巻く2つの懸念材料
現在私が働くハイタク業界では2つの懸念材料がある。
- 自動運転の実用化
- UBER(ウーバー)などのライドシェアサービス企業の出現
今後、これら2つの懸念材料は業界を大きく変えていくはずだ。当然我々の雇用にも大きく影響するだろう。これからは、会社に頼りきっていると痛い目を見るような気がしてならない。
そして2017年の年末、BMW R1200GSを買ったことが大きい。どうしても欲しくて無理をしてバリューローンで買ってしまったが、後悔はない。それどころか大変満足している。私の趣味を実現する道具として、要求をほぼ全て満たしているからだ。もちろん道具としてだけではない。脈々と受け継がれ完成された、BMWボクサーツインエンジン。水冷化され、モアパワーを得ると同時に、ますます執事としての能力を高めた。高回転の咆哮は最高のミュージックだ。体力が続く限り、このバイクを手放すことは今の所考えられない。
現在、R1200GSでもっともっと趣味を極めたいと思っている。そのためには現状から脱し、環境を変える必要があるのは明白だ。
イケダ氏が著書の中で述べている通り、人が多すぎて生活のしづらい東京から抜け出し、ミニマムな生き方をすること。
「ミニマムな生き方」とは、
- 生活コストを下げ、必要最小限で生活する
- やりたいことだけをする
これを実践してみたいと思う。
私は妻と二人暮らしなので、今の状況にしがみつく必要もない。
今のうちに準備をしておこう
さて、人生も折り返し地点に来た今、私は15年ほど勤めてきたこの業界から足を洗い、自分の好きなことに没頭しようと思う。
今の仕事をもう少し続けながら、SNSやブログ運営を波に乗せ、次のステップを考えたいと思います。

Yasu
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