開田高原
宿泊した開田高原は翌朝、氷点下まで冷え込み、辺りは白く凍てついていました。
空気は澄んでいて、御嶽山をはっきりと見ることができました。太陽の光に照らされてとても神秘的。

早朝散歩していると、白樺の木に奇妙な鳥の巣?のような丸い形をしたものがあるのを発見。写真を撮って宿の方に聞いてみたところ、「寄生木(やどりぎ)」というものだそうです。これは木に寄生する植物で、花も咲き、そのタネを食べた野鳥が他の木にフンを落とし、またその木の枝で繁殖していくそうです。土では発芽しないというから驚きです。
木曽八景 寝覚の床
木曽八景の一つで浦島太郎伝説で有名な「寝覚の床」へ。
平日の朝一ということで、誰もおらず貸し切り状態でした。外国人の方も多く来られるんでしょうか、インバウンド対策もしっかりされていました。インターネットでも「Nezamenotoko Gorge」と紹介されています。ここは花崗岩地帯で、木曽川の流れが岩場を削って今のような形になったそうです。花崗岩というのは「御影石」の石材だそうですね。

岩場に降りるには臨川寺境内を通らなければならず、ここの入場料で200円かかります。
境内から岩場に降りるのにかなりの急坂を下ります。これがなかなか大変ですが、行ってみる価値はありました。
岩場の写真中央に見える、こんもりしたのが「浦島堂」です。ここまでいくのは時間がありませんでしたが、チャレンジしてみてはどうでしょうか。

安曇野 大王わさび農場
ここから安曇野を目指し、しばし北上。国道19号からアルプスグリーン道路に入っていくルートで行くつもりでしたが、藪原で工事車線規制の先で県道26号に入ってしまい、戻り方が咄嗟に分からなかったのでそのまま行くことに。この道は奈川、野麦街道につながる道で、結果的には大正解。大分遠回りではありますが、とても風光明媚な景色を望みながら走れる道で、交通量も少なく、これなら交通量の多い19号よりも絶対におすすめです。さすがに乗鞍や上高地に近いだけあります。
さて、奈川渡ダムから国道158号を松本方面へ、予定の道へ復帰。りんご畑の中を駆け抜け昼過ぎに「大王わさび農場」へ到着。
駐車場は大きく、バイク置き場もあります。観光バスも数台止まっていました。観光地なのでしょう。
安曇野といえば「蕎麦」。蕎麦に欠かせないものと言えば、山葵でしょう。美味しい山葵は蕎麦の美味しさを引き立てます。北アルプスの雪解け水で豊富な湧水の出る安曇野では、山葵栽培に最適な土地でしょう。

農場の脇を流れる「蓼川」。恐ろしいほど綺麗な水です。


この美しい水が良い山葵を育てます。

作付け面積日本一のわさび田です。

わさびソフトクリームもあります。わさびの辛さはありません。風味だけでとても美味しい。

遅いお昼ごはんになりましたが、農場内にある「そば蔵」に入りました。安曇野のわさびは本当に美味しい。そして蕎麦につけるのに最高に合います。わさびそのものを美味しいと思ったのは初めてです。市販の普通のおろしわさびはベチョっとしているのですが、これはフワッとしているんですよね。


美しい風景と美味しい食事、そして温泉。今回も晴天に恵まれた2日間で、日本の美と自然を堪能できました。
やはり、オートバイ・ツーリングは最高です。
Yasu
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