避暑地を求めて〜妙高・笹ヶ峰キャンプ場

8月、燦々と降り注ぐ夏の陽射しは収まる気配はない。コロナ禍の中、月の半分以上が在宅となり、24時間冷房を稼働させることが多くなった。対して外に出れば灼熱地獄。この落差に参ってきた身体を休ませるべく、大自然と涼しさを求めて、新潟県の妙高山麓までジムニーシエラ JB74Wを走らせることにした。

2泊3日終始晴天に恵まれた

 川越市内の自宅から最寄りの妙高高原I.C.を経由して、笹ヶ峰キャンプ場まで約250km。今回、少々遠いところを選んだ理由は、2泊3日の時間が取れたこと。また、このエリアは夏は涼しい上、魅力的な大自然の宝庫となっていることが大きい。戸隠、黒姫、妙高、雨飾。雑誌やメディアなどで常にキャンプ場はチェックしていて、Google map に良さそうなところを保存しているが、このエリアには印が多い。今回はそのうちの一つ、「休暇村妙高笹ヶ峰キャンプ場」を選んだ。また、前の週までゲリラ雷雨などの不安定な天気が続いていたが、この2泊のキャンプツーリングでは終始晴天に恵まれ、山の中でさえ一滴も雨粒に打たれることはなかったのは幸いだった。

笹ヶ峰とは?

 妙高戸隠連山国立公園内に位置する、黒姫山と妙高山に挟まれた標高1300mの高原だ。周りの山の噴火によってできた地層で、周囲の雄大な山並みが望め、開放感抜群の自然が堪能できる。たくさんの遊歩道が設定されており、ブナやカラマツ林の中を歩いたり一目五山も楽しめ、牧場や清水ヶ池など見所も多い。

清水ヶ池

笹ヶ峰キャンプ場について

 場内は予約ができるオートサイトA(電源あり)、B(電源なし)、予約なしで入るフリーサイトに分かれている。フリーサイトは車の乗り入れはできないが、私は迷わずフリーサイトを選んだ。キャンプ場に着いてからの楽しみの一つが、テントを張る場所選びだ。サイトが広ければ広いほど、その楽しみも大きくなる。オートサイトも予約に余裕があれば選べるが、整然と区画され広さもほぼ同じとなっているため、ホテルのフロントで鍵を渡されるのと大差ない。しかもホテルと違って壁がないので、隣にファミキャンなどがきたら最後である。良いのは地面が平坦なことくらいか。フリーサイトは場所も自由、移動も自由、使う広さも常識の範囲内で自由だ。今回も一番近いキャンパーとの距離は20m以上はあったため、広々と使わせていただいた。

広大なフリーサイト

近くには有名な赤倉温泉

 「近く」と言っても田舎での近くだ。車で30分ほど山を下ると岡倉天心で有名な赤倉温泉がある。スキーシーズンではないので人はまばらだったが、日帰り温泉施設の野天風呂「滝の湯」やホテルで営業している一時入浴サービスなど比較的たくさんある。もう少し足を伸ばせば、無料の燕温泉「黄金の湯」で野趣あふれる秘湯を堪能するのも良いだろう。私は「滝の湯」に入ろうと思って行ったのだが、営業時間を僅かに過ぎていたため、「香嶽楼」の日帰り入浴を利用させていただいた。泉質は少し硫黄の匂いがする「硫酸塩・炭酸水素塩泉」。湧かし直しをしていない源泉掛け流しで湯の花が舞う、少し熱めなのが気持ちの良い上質な湯だった。

キャンプ飯は日本海の幸を

 キャンプ場に入る前に寄った「道の駅あらい」。東京方面から来ると、妙高高原I.C.を通り過ぎる形にはなるが、行く価値はある。まずここで昼食を済ませる。食事処は牛丼、ピザ、ラーメン、そば、寿司、カフェ、コンビニなどどんな人間でもここに来れば何かは食える。それが済んだら、夕飯の食材だ。「日本海鮮魚センター」という市場があるので、ここで日本海から直送された新鮮な魚介類を調達できる。初日はノドグロとホタテ4枚と贅沢をしたが、ノドグロの塩焼きは大変に美味かった。

2日目は笹ヶ峰周辺の自然散策

 笹ヶ峰には「森林セラピーロード」と呼ばれる周遊歩道がある。キャンプセンターでガイドマップを貰えば、そこに各区間の所要時間が書いてあるので各々の使える時間によって、いろいろなコースを設定できる。私達は火打山の登山口から入って登山道との分岐からグリーンハウスの方に向かい、清水ヶ池から牧場を回って戻ってきた。初日にも増して雲ひとつない晴天で、木陰では涼しいが日が当たるとかなり汗ばむ陽気だった。昼までの約2時間半、自然散策を楽しんだ。

登山道は木道が整備されている
黒姫山
笹ヶ峰牧場
至る所に沢がある

日本海までジムニーを走らせた

 2日目昼食はどうせなら、と日本海まで足を伸ばし、道の駅「うみてらす名立」で海鮮丼をいただいた。盛り付けが美しい上、刺身は分厚くて美味しかった。

夜は焚火に癒される

 夜はスモークしたチーズやウインナー、ベーコンなどを肴に揺らめく炎を眺めながら、ボーッとした。私たちにとっては贅沢な時間の使い方だ。焚火を見ていると非常に癒されるし飽きない。なぜだろうか?あまり深くは考えたことはないが、少し調べてみると、炎や小川のせせらぎなどには「1/fゆらぎ」という人間の生体に近い特別なリズムが出ており、これに触れるとリラックス効果のあるα波という脳波が増えるそうだ。しっかりと根拠があったのだ。今回持っていった焚火台は、前回初使用した「tab.缶ストーブ」と必ず持っていく「ピコグリル398」。さすがに妙高、夜は長袖を着る寒さだったので、ツインバーナーで焚火を楽しんだ。缶ストーブは相変わらず火付きがよく素晴らしい。ピコグリルは薪の大きさを選ばないので使い勝手が非常に良く、収納時はA4サイズで文句なし。

tab.缶ストーブ
ピコグリル398

 スモーカーは缶ストーブの上にドッキングできる、その名も「tab.缶スモーカー」を持って行った。チップ皿とスモークチップまでセットになっている。缶ストーブの最下部の炭投入口から3〜5個の炭を入れ、チップを入れたチップ皿を缶ストーブの燃焼室の網の上にセット。食材を並べた缶スモーカーを缶ストーブの上にドッキングし、15〜20分程度燻せば完了だ。

休暇村妙高笹ヶ峰キャンプ場
新潟県妙高市杉野沢字笹ヶ峰
0255-82-3168(休暇村妙高)
チェックイン:13:00 /チェックアウト:11:00
オートAサイト(電源あり):3,700円
オートBサイト(電源なし):3,200円
フリーサイト:1,050円
オート管理費:520円/一泊1名につき
管理費:420円/一泊1名につき

今回使用した My Favorite Item

tab.缶ストーブ

tab.缶スモーカー

ピコグリル398

Viaggio+ バーベキューコンロ

組み立て・撤収それぞれ1秒!収納はA4厚さ2cm!高級感もあって収納バッグ付き!

Yasu

コメントを残す