【東京生活③】ついに東京生活の限界を感じるようになってしまった

意気消沈した猫

精神が疲弊している

もう限界まで来ている。

東京の熱波と人の波に押しつぶされそうである。

もう限界だ。

この世界では生きていく自信はない。

 

何でも自己責任の時代だ。

お前に原因があるとおっしゃるかもしれない。

しかし断言しよう。これは環境のせいである。

この環境を自ら選択している、という意味では自分に原因があるだろう。

しかしここは自分が生まれ育ってきた故郷である。

1975年に2700万人だった一都三県の人口は、今や3700万人になろうとしている。40年で世の中も人も変わってしまった。平日に至っては仕事をするためにこれらの人々が東京によし寄せているのである。まさに"おしくらまんじゅう"をしている状態。

東京でうごめく人々は常に一触即発の状態だ。電車の中では椅子取り合戦、肩がぶつかって喧嘩。前をしっかり見ていないとまともに歩くこともままならない。東京でまっすぐ歩こうなどという無茶なことはやめたほうがいい。

道路上では早く行きたい車の運転手があおり運転、連休時には大渋滞の高速道路。トイレで並ぶ、スタバで並ぶ、ラーメンですら食べるのに並ぶ。とにかく東京で何かをするのには並ばなければならない。これに一般的なサラリーマンは朝晩の通勤時間が加わる。東京にいる人々は日々、膨大な時間を無駄にしているのである。

経済競争に勝ち抜いた東京は今や世界の大都市になった。国にとってはそれを目指していたのだから万々歳だろう。しかし、人々は疲弊してしまった。

なぜ私はこんなにも東京での生活に対して、疲れや生きにくさを感じてしまったのだろうか。

 

私は特異な気質であることがわかった

私は色々なものに対して敏感に反応してしまう、”HSP”である。

以前から人とは違うなと感じていたり、鬱なのかなと思ったりしたが、「敏感な人や内向的な人がラクに生きるヒント」(イルセ・サン著)を読んで初めてHSPというものを知った。

この本にはHSPを測定する2つのテストがある。

TEST1は敏感度を測るもので、私は+17。

TEST2は内向度を測るもので、私は+35という結果だ。(±0を基準として、+が大きいほどHSP気質である)

また、「知りたがりモモカの勉強ノート」というサイトの中の、

【完全保存版】HSPについてしつこく解説。刺激を減らし、感受性を個性として発揮する方法。

の記事にある[2]のチェック項目では、12個以上当てはまる場合HSP気質となっていて、私は16項目に当てはまった。

 

HSPとは

HSPとは、「Highly Sensitive Person」の略である。

音、匂い、光、他人の存在、視線などを敏感に感じ取ってしまうがゆえに、それらに過剰に反応してしまうのである。

私の苦手なものは、人混み、騒音、大音量、眩しい光、人との接触、大人数での集まりや食事、パーティー、大声を出す人、口調が強い人、タバコの煙、香水や強い匂いなどである。

逆に好きなものは、自然、芸術、静かな場所、一対一の食事、人との距離が適度にある状態、口調が穏やかな人などである。

良い面としては、感受性が豊かなため、他人が何を感じているのか、何を考えているのかを読み取ることが得意である。余談だが、私は地震が起きた時、人より早く反応することができたりする。

 

「敏感な人や内向的な人がラクに生きるヒント」(イルセ・サン著)の中で著者は、楽に生きるヒントの一つとして、「自分に正直な選択をする」ということを述べている。

具体的には、人の目を気にせずに堂々と自分の意見を言う、自分の価値観に従った行動をする、などである。

さらに仕事に関しては、

「敏感な人や内向的な人は、意義のあることや個人的に夢中になれる仕事に携わることがとくに大事です。」

また、「フリ ーランスとして一人で働けば 、自分に合った音量や温度に職場を調整することができます 。また労働時間も自由に管理できます 。そのため 、空想力や豊かなアイディアを発揮しやすいのです 。扶養者がいなければ 、わずかなお金でも生きていくことができますし 、敏感な人や内向的な人にとって 、高い地位や物質的豊かさは人生の質に大きな影響を及ぼしません 。必要な分のお金を稼ぎ 、残りの時間を他のことに自由に使います 。」

と述べている。

 

このように、私が今考えているこれからの生き方の方向性と、HSPとしての最適な生き方が一致しているのである。この本は私の背中を後押ししてくれているかのようである。そして私の目標とすることは恐らく間違っていないということでもある。

 

Yasu

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