タンデムツアラーの悩みは荷物の積載だ
私のツーリングはほぼ、夫婦でのタンデムツーリングである。
しかも困ったことに、キャンプツーリングが好きなのである。さらに困ったことに、嫁は免許を取ろうとしない。
タンデムのキャンプツーリングとなると、問題はバイクの積載能力だ。バイク選びはかなり限定されるだろう。R1200GSを選んだのも、これが一番容易に行えると思ったからである。
夏のお盆の時期は仕事上、一番長期の休みが取りやすい。私もこの時期は毎年ロングツーリングに出かけている。
今年は8月9日から北海道へ向けて出発する。仙台から太平洋フェリーに乗り、苫小牧に上陸する予定だが、台風13号の接近により欠航する可能性がある。商船三井フェリーはすでに苫小牧行きの夕方便も深夜便も欠航を決定している。
このブログを書いている間に太平洋フェリーに問い合わせた。
土日除いて合計5日間、仕事は休みを取っているが、もし欠航なら北海道ツーリングは中止とし、週明け3日間は仕事に出るつもりだからだ。会社にも早めに返事をしなければならない。
結果は、やはり欠航の可能性が高いとのことだった。
仮に出航したとしても、暴風雨の中、家を出発しなければならないだろう。その上、高速道路を350kmも走るのは危険だ。フェリーもかなり揺れるだろう。
6月から計画してきただけに残念だが、仕方がない。今年の夏は関東近郊でキャンプすることにする。
話が脇道に逸れてしまったが、二人でキャンプも楽しみたいとなると、リアシート上には荷物は載せられないので、アドヴェンチャーバイクがよく付けている四角いハードケースが3つ設置できれば言うことない。サイドケース(パニアケース)が四角ければその上にも積載できるからである。
私はここに、防水ドラムバッグに入れた小川のテント、ヴィガスを乗せてしまう。反対側のパニアケースの上にも防水ドラムバッグを積む。
普段使いのことも考慮に入れ拡張を考えた
リアのハードケースはヘルメットが2個入る大きいタイプでは普段使いでは持て余してしまう。
私は基本的にケースはいつも付けっぱなしなので、普段はGivi Trekker Outback 42Lで十分である(マンションなので駐輪場までの往復が面倒くさい)。R1200GSの場合だが、ケースまで含めた全体的なシルエットもこちらの方が好みだ。
しかし連泊キャンプツーリングとなると、大サイズ58Lが欲しくなる。容量が大きい上、上面も広いので上に乗せる荷物の安定性も良い。
そこで、ケースの両脇にバッグを付けられないかと考えたところ、シートバッグを活用することにした。
①まず同じシートバッグを2つ用意する(写真はゴールドウインGSM17603)
②付属のベルトでX字になるように二つを留め、ケースの両脇に吊り下げる
③下側も同様にベルトで留め、なるべく動かないように上下のベルトの長さを調節する
この方法なら、フェリーの旅で部屋に荷物を持ち込みたい場合など、このシートバッグにその荷物を入れておけば、サッと外して持ち込めば良い。実にスマートだ。
問題は防水性だが、付属のレインカバーで対処するしかないだろう。下側に水が溜まりそうだが、それほど雨天時には乗らないので緊急時には仕方がない。
あとは嫁が免許を取ることを願うばかりだ。
Yasu
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