約6年使っていた「SHOEI J-Cruise」。そろそろ買い替えようと常に思っていたところ、この前の転倒による後頭部ヒットにより完全に買い替えを決意。
ネット上で色々と悩んだ結果、「Arai VZ-ram」にしようと思い、事前に電話で在庫確認してからライコランドに出向いた。まずArai VZ-ramを展示品で試着。帽体はとてもコンパクトで軽く長時間のツーリングには良さそうだ。しかし被り心地が硬くゴツゴツした感じだ。シールドを開け閉めしてみたところ、あまりスムーズではなく「ガガガっ」とチープな音がした。Arai VZ-ramに決めてきたものの、全体的にチープな感じのするこのヘルメットには少し拒否反応を示してしまった。
そこで、嫁支持の「SHOEI NEOTECⅡ」を試しに被ったところ、素晴らしい被り心地に仰天。頭から頬にかけて全体が優しく包み込まれる感じにウットリ。オープンフェイスの開放感は捨て難かったが、高速道路の快適性はフルフェイスをかぶっていたこともあるので十分承知している上、これから一層寒くなることも考慮し、少々お高いがSHOEI NEOTECⅡを購入することに決めた。
色は何でも良かったのだが、Mサイズの在庫を確認すると、ほぼ何でもありとのことだった。今までマットブラックなど黒系が多かったので心機一転、爽やかなホワイトをお願いした。代理店で購入するメリットは、フィッティングサービスがあるということだろう。ネットの方が安く買えるという先入観はあるが、最近はそうでもなく、用品店実店舗も頑張っているということもあると思うが、価格はそれほど差があるとは思えない。フィッティングサービスや修理依頼の手間も考えると、ヘルメットを購入するなら実店舗の方が有利だ。
実際、今まで自分自身での試着判断でMサイズをずっと使ってきたが、今回のフィッティングサービスで、Sサイズでメーカー推奨サイズとほぼ一致するということが判明した。(※ただしヘルメットの種類により同じSでも大きさは少し異なる)
システムヘルメットは帽体が大きいのがネックだ。SHOEI NEOTECⅡはサンシェードも分もあるので余計にそうなる。しかし、MとSでは帽体のサイズが違うので、ワンサイズ小さいものを選べたのはありがたい。
「J-Cruise(M)」と「NEOTECⅡ(S)」を比べてみた。
前後長がかなりNEOTECⅡは長い。Sでも結構大きいのが分かる。でもNEOTECⅡの機能を考えれば仕方のないところ。その代わり、持ってみると分かるがかなり軽くできている。

チンカーテンが最初から付いているので、風の巻き込みは抑えられ、高速巡航の快適性が想像できる。

ベンチレーションは、口元と前頭部の開閉2段階のみ。排気口に開閉の機能はなく、常に開いた状態となる。

Sサイズの内装は頭部はピッタリだったが、頬の部分がきつく、言葉を喋ると口内を噛みそうになるので、内部のスポンジを削ってもらった。また、私はメガネをかけるので、ツルが入り易いようにこの部分も削ってもらった。
今回、フィッティングサービスを受け、計測したデータはSHOEIに登録されるので、次回からはこのデータを元にヘルメットを選べるので、手間がかからない。何より、実際にかぶってみて細かな内装の調整をしてもらえるのが良いところだった。そして、根本的にヘルネットは頭部を保護するものであるから、自分にピッタリと合った大きさの物を装着しなければ、実際に事故が起こった時はSNELLだろうがJISだろうが性能をフルに発揮できないだろう。
インカムは今まで使っていた「SENA 10S」を移植しようとしたのだが、実際に付けてみたら下側がかなりはみ出すため、後日、NEOTECⅡ専用の「SRL2」を入れた。ジョグダイヤルに比べるとやはり使い勝手では劣ってしまうが、出っ張りのない一体型というのはツーリングの先々で使うにあたって、傷つきや故障のリスクを大幅に減らせるだろう。注意点は、充電は差し込み式のバッテリーではないので、ヘルメットごとUSBケーブルに繋ぐことになる。ヘルメットの製造年月によってSRLとSRL2の選択が異なる。ヘルメットのブームマイクを取り付ける根元の形で判断する。
Yasu
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