ピコグリル398
スイスSTC社製の焚き火台「ピコグリル」は大変優れた焚き火台として有名です。芸能人のひろしが愛用していることでも知られていますね。
ピコグリルには大きいのと小さいのがあり、それぞれピコグリル398、ピコグリル760という名称で販売されています。このうち、A4サイズに平たく収納できる398は、ツーリングライダーやバックパッカーには重量面や収納面において大変有利です。760は398の倍の大きさがあるため、収納時はA3サイズになってしまいます。
ピコグリル398は大変人気の焚き火台であるため、品薄状態で価格が高騰しています。STC社のオンラインストアでは、98CHF(スイスフラン)=約11000円で販売されていますが、アマゾンやヤフーオークションを見てみても、25,000円〜30,000円で出品されていますね。いくらなんでもこれは焚き火台としては高すぎます。
そこでメルカリで中古品はないかと検索していたところ、新品でピコグリル398とよく似た商品を発見してしまいました。
これはAkihiroさんという個人のハンドメイド商品で、価格は13,000円。一見するとピコグリルそのものですが、異なる点がいくつかあります。
まずシェルに開けられているのそれぞれの通気口の間隔が一定です。これはどちらが良いのかは双方ともまだ使ったことがないのでわかりません。次に灰受けがあることです。これは重要。焚き火台の下には細かな灰が落ちて少しづつ下の芝生を焼いてしまい、翌朝見たら焚き火台の下がが真っ黒!なんて経験があるはず。私は今までアルミホイルを敷いて対処していましたが、これがあればもうその心配はありません。この部分にスキレットを置いてピザを焼くこともできるとのこと。そして、これは評価欄のコメントからですが、本家のものよりも台座がしっかりした作りになっているとのことです。本家のものは手にしたことがないため比べられませんが、商品の説明欄には「補強の増加」をしている、との記述があります。実際に組み立てたところ、本家と比べるまでもなく実にしっかりしていて、それなりの重量の薪をくべてもぐらつく心配はないと思います。
組み立て
では商品が自宅に届いたので、実際に組み立てたいと思います。
ゆうパケットで届きました。ということは梱包材も入れて厚さ3cm以内です。箱から出すと、しっかりしたナイロン生地の収納袋に入っています。この収納袋、裏側を見ると防水になっています。ありがたい!
中身を出しました。スピット(串形五徳)と灰受け、シェル、台座が入っています。灰受けの分だけ本家よりも厚さが増しますが、それでも収納袋も入れて3cmに収まっていますからね。灰受けの恩恵を考えれば全然許容範囲内です。ちなみに灰受けの厚さは15mmでした。
では組み立てていきます。
台座は折りたたまれていますので、広げましょう。
次にシェルを台座に組み付けます。これも畳まれていますので、両側に広げます。
先にシェルの手前2箇所の切れ込みを、フレームの太くなっている回転軸のすぐ上に引っ掛けます。そして残り2箇所の切れ込みも同様にフレームに組み込みます。
金属の輝きが美しい。カッティングも非常に綺麗でクオリティーが高いです。所有欲を満たす出来です。このまま飾っておきたいくらい。
最後に灰受けをセットします。
完成!
慣れればものの1分です。
あとは必要に応じてスピットをセットします。スピットは載せているだけです。五徳として使っても良いし、このスピット自体に肉などを刺して焼く方法もあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ピコグリルを欲しくても購入に躊躇している方、このAkihiroさんのハンドメイド焚き火台は、ピコグリルの欠点を補いメイドインジャパンのクオリティーで製作されています。そして使うのがもったいないくらいの美しさも誇っています。まだ実際に薪をくべての使用はしていませんが、組み立てての完成度の高さに今から使うのが非常に楽しみです。
また使ったらレポートしたいと思います。お楽しみに!
Akihiroさんのハンドメイド焚き火台に興味がある方は、下のリンクから見ることができます。焚き火台本体の他にオプションパーツもありますのでぜひ。
Yasu
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