ランタンといえばコールマン
コールマンは100年以上の歴史を誇る、アメリカのアウトドアメーカーである。創業当初、発売したのがガソリンランプであった。これはその後、L316アークランタンという名称の初のガソリンランタンとなって販売される原型であり、コールマンのランタンの歴史の長さがうかがえる。当初、ツーマントルランタンのみで販売していたが、1932年にModel242というワンマントルランタンも世に出す。そんな長い歴史の中、数多くのランタンが世に出されキャンパー達を魅了してきた。
コールマンのガソリンランタンの製品名は、「Model ◯◯◯」というように数字3桁で表している。現在手に入るガソリンランタンは、ワンマントルの「Model 286A」、ツーマントルの「Model 290A」、チューブマントルの「ノーススター」である。対するガスランタンの方は、3桁数字ではなく、チューブマントルの「2500 ノーススター」、小型の「フロンティアPZ」、マントルなしの「ルミエールランタン」である。
私の使用しているランタンは、メインが、PRIMUS「2245」。これはコールマンでいえば、フロンティアPZに当たる。テント内では電池式のLEDランタンを使っているのだが、今回、ローソクのような光に惹かれてコールマンのルミエールランタンを購入してみた。
コールマン「ルミエールランタン」を開封
Amazonで4143円で購入。タイムセールだったので安く買えた。

箱を開けると、プラスティックケースに入っている。

本体お目見え。ケースの内側は本体の形に沿ってホールドされるようになっているので、ガタつくことはない。

美しいグローブの形。

器具栓ツマミ。これを開けるとガスが注入される。

炎調節レバー。炎の大きさをを調節する。

バーナーチューブ。ここから炎が出る。両脇の針金でグローブを固定している。

ガスカートリッジとの接続部分。Oリングに破損がないか確認。

ルミエールランタン本体をガスカートリッジにセットしたところ。カートリッジと本体を水平にして、止まるまでねじ込む。写真のようなコールマンの230Tのガス缶で全体の高さは約26センチ。

ルミエールランタンに火を灯す
点火の仕方は簡単だ。
まず、炎調節レバーを最小(一番左)にする。
そして器具栓つまみを+の方向に回す。遠慮せずにある程度、回してしまって良い。

炎調節レバーの右側の隙間からチャッカマンで火を入れると、下の写真のようにチューブから出ているガスに火が移る。

器具栓つまみを回してからすぐに火をつけないと、グローブ内にガスがたまり、下の写真のようになってしまう。器具栓つまみを回したらすぐにチャッカマンで点火しよう。

弱めの灯り。まさにキャンドル。。テーブルの雰囲気づくりにも良い役目を果たしそうだ。

中くらいの炎。

器具栓つまみと炎調節レバーの使い方
点火の際、炎調節レバーは最小(左)にして、器具栓つまみはそれなりに開けてしまって良い。器具栓つまみだけでも炎の大きさは調節できるのだが、ある程度回したところで炎の大きさはストップし、グローブから出るかどうかのところが限界だ。

ここから炎調節レバーを右側に移動すると、かなり大きな炎になってしまう。

うまく炎調節レバーを使うには、点火したあと器具栓つまみを少し絞り炎の大きさをグローブの半分程度にしてから、炎調節レバーで炎の大きさを調節する。そうすると炎調節レバーを最大にしてもグローブから炎が飛び出すことはない。もしキャンドルのような小さい光をお望みなら、お好みの大きさになるまで器具栓つまみを絞っていく。ただし、キャンドルのような小さい光だと、炎調節レバーを右側に移動しても炎の大きさわ変わらない。この点からすると、炎調節レバーは、器具栓つまみの感度を調節する役目、と言って良いかもしれない。
コールマン「ルミエールランタン」のまとめ
ランタンとしての役目だったら、この大きさではマントルを使った「PZランタン」の方が明るさや機能として軍配が上がるだろう。しかし、このルミエールランタンは、ガスを出してそこに点火するだけ、という原始的で単純な構造ゆえ使う際に何も難しいことは考えなくて良いし、ノーメンテナンスで使い勝手がいい。弱い炎でテーブルキャンドルとして使えば雰囲気の演出になるし、火を強くして揺らめく炎をボーッと見ているだけでも気持ちが癒される。
コールマン ランタン ルミエールランタン 205588 【日本正規品】
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