もう今年も残りあと1ヶ月。日に日に寒さが堪える季節になった。
今回は地元で住居所在地である埼玉県内でキャンプしようということで、月川荘キャンプ場に行ってきた。私は真夏以外は一年を通してキャンプをしたいと思っている。夏は汗を掻くのが気持ち悪いし、虫と闘わなくてはならない。高地を除いてはキャンプはしたくはない。逆にこの季節になると、キャンプ場も空いてくるので快適に過ごすことができる。寒さに関しては今は機能的なグッズが多数販売されているので、いくらでも対策することができる。ただし山地のキャンプ場は水道管が凍結しているので、もう閉鎖しているところが多い。半ば自動的に平地のキャンプ場をチョイスすることになる。
さて、せっかくの冬晴れなので直キャンプ場というのももったいない。月川荘キャンプ場までは下道でも1時間半といったところだ。秩父方面をツーリングしてから行くことにした。
秩父ミューズパーク
ここが雲海スポットというのは最近まで知らなかった。出現確率は一番多い11月で5割弱とのことで、気象条件が揃って早起きしてなおかつ雲海だけに運が良くないと見ることができないということだ。
秩父ミューズパークにはテニスコートやフットサルコートなどのスポーツ施設から、音楽堂や野外ステージといった文化施設、子供が遊べるような施設、展望台や食事処などがあり、多目的に楽しめる公園となっている。
今回は雲海鑑賞スポットとなっている展望台からの景色を眺めに行ってみることにした。
展望台から一番近いと思われる「展望台駐車場」にバイクを止めた。「展望台」の看板に従い公園内へ。
5分ほどで展望台に到着。階段の上が展望台。結構狭い。雲海出現時はごった返すだろう。
展望台からの眺め。大きな橋は県道208号の「秩父公園橋」だ。橋を渡ったところがミューズパーク入り口だから、結構登ってきたことになる。
雲海出現時にはこうなる。(秩父ミューズパークのサイトより)
「本格手打ちそば本家 原」で秩父そばを
秩父には蕎麦の名店が多い。「わへいそば」や「二八そば ひらい」、「本格手打ちそば本家 原」など。その中で駐車場も広くて止めやすい「本家 原」さんへ。
11時開店のところ、10時40分に到着した。待ち先客1組。店内入り口前にある名簿に名前を記入して待つ。
敷地内にはなんと、足湯もある。もし待ち時間が長くてもここで時間つぶしができるだろう。上の写真の大きめの木の裏にある小屋がそうだ。
店内に案内される。結構広々としているので、混雑しててもそれほど待たなくて済みそうではある。
案内された座席は窓際の二人席で、外からの日差しが入りポカポカして気持ちいい。
この建物は築160年の古民家だそうである。梁などを見ているととても歴史を感じる。
「天もりそば(1300円)」を注文。
蕎麦はコシがあって風味が豊か。量は多めに感じた。大きな海老が入っている天ぷらも非常に美味しかった。
月川荘キャンプ場
秩父そばを堪能したあと、キャンプ場へ向かう。
秩父から嵐山町の月川荘キャンプ場までは1時間かからなかっただろうか。意外と近く感じた。
入り口は急な坂を下る。結構勾配がきついので対向車には気をつけたほうがいい。下の写真は下から撮ったものだが、写真ではちょっと勾配がわかり辛い。
坂を下ったところに小屋があるが、こちらは駐車場利用のみの料金支払い所。キャンプの受付はこの先右に曲がった奥にある。
受付はこの建物。
料金設定は以下の通り。
入場料(6歳以上):300円/人
駐車料金:普通車 600円、大型車 2000円、バイク 300円、自転車 200円
テント:持ち込み(一人)870円、レンタル(4人用)5400円、(6人用)8100円
バンガロー:(5人用)6825円〜(20人用)52500円
薪:540円、炭:870円(3kg)
釜戸(鉄板付き):2160円
温水シャワー:300円(5分)
※その他、寝具や調理器具をレンタルできる。バンガローは要予約でキャンセルする場合はキャンセル料がかかる。
最近キャンプブームで、どこも高くなってるのは気のせいか。気をつけなければならないのは、テントは1張りの料金ではないこと。テント1張りでもそこに二人が寝泊まりする場合、1740円かかるのだ。私の場合、タンデムキャンプツーリングなので、合計2640円かかった。
テントサイトは合計4か所ある。
- 入り口の急坂を下ったところの駐車場受付の反対側(トイレ・洗い場あり)
- 急坂を下る手前の右側広場(トイレ・洗い場なし)
- キャンプ場受付の奥の川を渡ったところ(トイレ・洗い場あり)
- キャンプ場を出て、突き当りを左折してしばらく道なりに行ったところ(トイレ・洗い場あり)
私は昼過ぎに到着していたので、①番の場所に張ることができた。それでも5〜6張りはもう張られていたので人気のキャンプ場ということだろう。
1泊で荷物にも余裕があったので、久しぶりに小川(Ogawa)のヴィガスを張った。なんとガイロープを忘れてきたので、跳ね上げのポールの固定に荷物用のタイベルトを代用。両側がループ状になっているし、長さもバックルで調節できて意外と便利だったのでこれはこれで大発見。
駐車場の奥が受付から一番近いテントサイト。
洗い場と釜戸。
トイレは水洗だが和式だ。トイレットペーパーは置いてあるが、管理人さんが夕方6時でいなくなるので夜中には紙が無くなっていた。男であれば大は外で済ませてきてからの方が良いだろう。女性はペーパー持参で。
バンガローと③番のテントサイトはこの細い橋を渡っていく。
河原にもキャンパーがいたので、張れるということだろう。
ogawa(オガワ) テント ロッジドーム ヴィガス [2~3人用] 2664
風呂は「玉川温泉」で
キャンプ場でも5分300円でシャワーを浴びることもできるが、ここにきたらやはり「昭和レトロな温泉銭湯 玉川温泉」に行くべきだ。車で10分くらいで着いてしまう。ただし人気の温泉なので、混んでいることは覚悟しよう。
夜は焚き火を楽しむ
先週購入した”日本製”「ピコグリル398」。これを今回早く使ってみたかった。
一発で素晴らしい火の着き!まだピカピカの金属に炎が反射して艶やかだ。これは最初しか楽しめないものだ。
岩塩プレートで豚のタンを焼いてみたり、舞茸を焼いてみたりした。
今回は初ものづくしで、スキレットでステーキを焼くのが楽しみだった。結果はまずまず。あまり良い肉をゲットできなかったのが原因。でもこの角形スキレットは小型でもサイズ的に十分だし、木製プレートも付いているので、置く場所にも困らない。
UNIFLAME(ユニフレーム)の山クッカーでご飯を炊いてみた。水の量は人差し指第一関節の真ん中くらい。初めてにしては上出来だった。
UNIFLAME(ユニフレーム)の山クッカー、大小が一つに収まり四角いので収納性抜群。深めなので調理もしやすい。炒め物や煮物、スープや飯ごうにも使える万能クッカーだ。
寒い時はやっぱりこれだね。
晩酌でいい気分になった後は、ガンガン薪を燃やす。ピコグリルに話は戻るが、これだけ薪を載せても大丈夫だ。補強が入っているので非常に丈夫。
今回は焚き火台を使ったが、月川荘キャンプ場は直火OKだ。今晩は風が時折強くなる時があり、火種を豪快に飛ばしていたキャンパーもいたので、しっかりと対策を取れれば直火でも良いのではないだろうか。
翌朝も清々しい日差し。月川荘キャンプ場には動物が色々いて、このヤギさんもこのキャンプ場の名物。朝食に柿を食べていた。
これから本格的に冬場に入るが、昨今のキャンプブームでこの季節にもキャンパーが増えてきているのを感じた。それはキャンプ道具の進化もあり、寒くても快適に過ごせるようになってきているからだろう。テントから煙突を出して知るキャンパーも少なくなかったし、どんどん新しいやり方が取り入れられるのは良いことだ。さすがに寒いので夜遅くまで外で騒いでいるのもいないし、人口が増えても冬はやはり私にとってはキャンプのオンシーズンなのである。
Yasu
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